実際に手に取ってみると彫刻されてあることが分かる。
更に面白いのが、18世紀後半になると、中国に影響を受けた金のデザインや黒のスタイルを取り入れたことである。どことなく東洋の雰囲気を感じさせる和洋折衷感がとても良い。
写真に写っている赤い花器はまさにそうだ。
また、アール・ヌーボースタイルが流行している時には花や植物の絵付けが施されている花器などもあり可愛らしい。
掠れている箇所もあるが絵付けの装飾が美しい。
と、ここまでボヘミアングラスの特徴や魅力を簡単に記述したが、先人たちの工夫や創造に思いを馳せながら花器を眺め、この暑い夏を乗り切るのも一興ですよ、なんて提案をしてみようと思う。